ボウリングで、ピンの直前で鋭くボールを曲げて、ストライクを取る!という投げ方って魅力的だと思いませんか?
普通のフックボールよりも強力な回転をかけて、鋭くフックさせる方法がローダウンという投げ方です。
具体的には、普段の脇を締めて投げるのではなく、開くことで、腕を頭上までもって行きます。そこから、徐々に肘を曲げていき、脇を締め、手首を内側に折り曲げておきながら(ボールを手首で支えるのでかなりきつい)、ボールを投げる瞬間に一気に、レーンに親指を突き刺すようにして投げます。すると親指が先に抜け、残りの中指と、薬指で9時の方向に回転を加えてやります。
私も、その投げ方に憧れて、いろいろなサイトをサーチしましたが、抽象的なことが多く書かれていたので、その本質を理解するのにかなり時間がかかりました。その抽象的なこととは、「単に上半身だけで手をこねくり回りして投げるのではなく、下半身も同時に使って投げる」というものの類が多かったのです。その理由まで書いてあればよかったのですが、その期待にこたえてくれるサイトは私の調べた中では存在しませんでした。
「下半身を使って投げる」という意味が理解できなかったので、ローダウンを得意とするボウラーを真似て(DVDで観る)、投げてみました。確かに普通のフックボールよりも、回転数(レーン上で回転する回数)が増えて破壊力(ピンを弾き飛ばす力)が増加することを実感できました。そもそも私の場合、回転数=曲がり具合だと勘違いしていたので、「回転数が上がっているのに、何で鋭く曲がらないんだろう?」とずっと思っていました。ローダウンボウラーの投げ方を真似て、12時の方向に投げれば、回転数が多いストレートボールになると気づいたのは、つい最近のことでした。ボウリング場にあるハウスボールで、ストレートボールを普通に投げた場合、くるくると前回転する回数はかなり少ないと言っても過言ではありません。しかし、これがマイボールになると、構造がハウスボールと違い、よく回転する造りになっているのでよく回転してごろごろと転がってくれます。
それを使って、ローダウンで投げれば、ものすごく回転することは言うまでもないと思います。
私の使っているボールは15ポンドです。
では具体的に、どうに投げれば、鋭く曲がる回転をかけられるのでしょうか?
①まず、ボールを持って、写真のようにします。(手首が後ろに折れている状態なので、ブロークンリストと呼びます)
このまま投げても、すぐボールがボトンと落ちてしまうので、ほとんど回転が掛けられません。
②次に写真のように手首を前に折り曲げます。(リストが強くないとけっこうキツイので、気をつけてください、私も曲げすぎで腱鞘炎になりかけました(泣)これをカップリストと呼びます。
この状態で投げると、フックボール(ピンの直前で曲がる)やカーブボール(大きく弧を描いてゆっくりと曲がる)が投げられます。
この投げ方でも十分楽しめるのですが、「もっと鋭く曲がって欲しい!ゆっくりと曲がるのではつまらない!」といった方には、もう少し、読み進めていただきたいと思います。
②のカップリストの投げ方だと、親指が抜きにくくなるため、練習量が足りないと、上手く親指が抜けないので、ボールがロック(ただくるくると回っているだけで、実際は、曲がってくれない状態)してしまい、思い通りの曲がりが得られなくなります。(私も最初のうちは、この状態が続き、イライラ状態が2週間ほど続きました。自宅で、他の二本よりも親指が先に抜けるように練習したら、実践でも上手く抜けるようになりました。といっても、最初のうちは、「親指が先に抜けてる」という感じはしません。練習をこなしていくうちに、なんとなくわかるようになります。決定的な見分け方は、ボールがロックして変な曲がり方がなくなります)
そこで、投げる瞬間に、手首をブロークンリスト(①の写真)にして親指を強制的に抜きます。
当然、こんなことをすると、ボールが下にボトンと落ちてしまって、回転など掛けられません。
その前に、次の写真のように肘を曲げておくのです。
肘を曲げることによって、中指と薬指がボールの下にくることがお分かりいただけると思います。
すでに、ボールを高く上げているため、(ボールが頭上にくるようなイメージ:そこまで運ぶのはかなりの力が必要ですが、ムリそうであれば、そこまで高く上げなくても、回転は掛けられます)その重力によって、腕が下りてくるときに、肘を曲げるので、これもまた力が必要になります。ここまでの動作ができるようになれば、今まで以上の回転をかけることができるようになります。
さらに、次の写真のように
今度はカップリストのときに曲げていた肘を一気にブロークンリストにして、下にあるレーンに親指を突き刺すように、スパンッと伸ばします。勢いよく肘を伸ばすことによって、その反動で、腕が戻ってきます(ここで鋭く曲がる回転がかかります)。それを意識して投げると、キレのいいボールが投げれます。
ここで注意があります。写真からお分かりいただけると思いますが、私は膝を曲げています。(微妙にですが、実際に投げるときは、これでもかというくらいに膝を曲げてください)
膝が伸びたままだと、親指が抜けたときに、すぐにボトンと落ちてしまう原因になります。ですが、膝をできるだけ曲げるようにすることで、肘を完全に伸ばしきるまで、ボールを落とさないように維持することができます。
これは自己流で会得したため、プロに直接伝授してもらったわけではないので、投げ方としては間違っているかもしれません。ですが、ちょっとだけ、他のマイボールを持っている人と差を付けたいと思った方は、試してみてください。きっとボウリングが一層楽しくなると思います。
何か不明な点があれば、コメント欄にお書きください。お答えできる範囲で、回答いたします。
※リストが強くないと、かなり負担がかかるため、怪我をする可能性もあります、十分に鍛えてから試していただきたいと思います。なお、この投法について生じる損害については、いかなる責任も負いかねますので予めご了承ください。
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